※2023~2024年にかけての体験記です。
わが子の食物アレルギーは、小麦・乳・卵です。アレっ子を連れての初めての東京ディズニーランドという、大きな楽しみがあると同時に心配もある中で、食事に困ることがないように、行く前にたくさんネットで調べました。
■食べられるメニュー
■それらのあるレストラン名と場所
■各レストランの混雑具合(口コミ情報)
などを調べてメモにしていきました。行ってからもアトラクションの待ち時間など、スマホで調べる時間はあるのですが、自分への安心材料が欲しかったのです。
ちなみに予約制のレストランには行っていません。予約時刻はなるべく設けず、その時その時の状況に対応していきたい、というのが理由です。予約争奪戦が面倒だったというのもありますが(笑)
低アレルゲンメニューの注文の流れ
【流れ】
キャスト(ディズニーランドではスタッフのことをそう呼ぶ)にアレルギーがある旨を伝える
↓
タブレットがくる
↓
説明を受けながら、タブレットにて除去したいアレルゲンを自分でタッチ
↓
注文したい品をタッチ
↓
専用のピンクレシートを受け取る
↓
レジにて口頭で注文する
↓
料理の受け取りカウンターにて、ピンクレシートを渡して品を受け取る
レストランによって多少の違いはありますが、大体が上記の流れです。
最初にキャストをつかまえて、食物アレルギーがある旨を伝えてから並ぶのがポイントです。
スタッフから説明を聞かなくてはならない時間を、タイミングが良ければ並びながら完了できます。
(※必ず並びながらできるというものではありません)
タブレットを用意してくれます。説明を受けながら、お客側が除去希望のアレルゲンをタッチします。そして希望する品もタッチします。選ぶという責任です。
やり取りが終わると、専用のピンクレシートが渡されます。それを持ったままレジにて口頭で注文し、お料理のカウンターにてピンクレシートを渡し、料理を受け取ります。基本的にはアレルギーの説明をしてくれたスタッフが、そのまま受け渡しを行われている様子です。「低アレルゲンの品と他の品のプレートは分けられますか?」と聞いてくれたこともありました。
とにかくキャストのアレルギー対応が早いのが驚きでした。慣れているというか、完全に流れが出来上がっているのだろうと感じました。
それでは2023年~2024年にかけて(実は2回行った)実際に利用したレストランについて紹介していきます。
プラズマ・レイズ・ダイナー
小さな宇宙人がオーナーという世界観。宇宙でのチェーン店が地球に初出店したらしいです。
ディズニーランドの中のレストランでは、割りと穴場なのではないかと思います。それでも11時台には、人がそこそこいました。9月というやや暑い時期に行きましたが、入口近くのテラス席が店内からの涼しい風があたって、ちょうどよい温度でした。
こちらのお店には低アレルゲンのお子様セットはなく、小麦・乳・卵アレルギーのわが子は
「ベジタブルカレーライス」
「ベジタブルシチューライス」
の二択でカレーを選びました。カレーに飲み物はつかないので単品で頼みたいのですが、マシンのコンタミネーション事情が分かりませんでした。
「ドリンクディスペンサーの管は、複数のドリンクが同じところを通りますか?」とお聞きしたところ、「水のみが管を兼用します。シロップ類は各々の管になります。」とのご回答でした。
別で小麦・乳・卵不使用の「スパイシーハリッサソース」も買ってみました。特に用途が決まっているものではなく味変用のソースのようです。ポテトにつけてみたのですが…辛いっ!すっごく辛いっ!!成分を見たらハバネロ入り。ヒイヒイ言いながら食べきりました。(セコい)
食べていないので詳細は分かりませんが「プラントベースフードのビビンバ」もありました。すべて植物性の原材料を使用とのことです。メイン料理が三種類しかないのに、そのうち一つがプラントベースだなんて先導を切ってますね。
【店舗名】
プラズマ・レイズ・ダイナー
【エリア】
トゥモローランド
【サービスタイプ】
カウンターサービス(注文後、カウンターで受け取り)
【座席数】
約860席
ハングリーベア・レストラン
ウエスタンランドにふさわしく、世界観は「空腹の西部の旅人たちのためにカレーを出すお店」らしいです。
カレーのお店です。ちょっとした単品を除いては、カレーのみのメニューとなります。
ハウス食品さん提供のレストランなので、カレーのプロですよね。
屋外席が多め、屋内席もあります。カレーなので、ささっと食べられて座席の回転が良さそうです。立地も比較的落ち着いたエリアなので、狙い目かもしれません。
こちらのお店の低アレルゲンカレーは、他のお店によくある紙器ではなく、プラスチック製の黄色のお皿に盛られます。(低アレルゲンではない通常のカレーはオレンジ色のお皿)
いざわが子が食べ始めると「…なんか味が違う」と言いました。(アレルギー的な問題は無し)一口もらってみると、確かに「プラズマ・レイズ・ダイナー」で食べた低アレルゲンカレーとは違う味でした。濃い?大人っぽい?ぐっと味が詰まった感じ?
気になったのでキャストさんに
「もしかしてこちらの低アレルゲンカレーって、他のレストランのものと違いますか?」
と聞いてみると、
「はい、そうです。」とのご回答が!恐るべしアレっ子の舌。
ちなみに他のレストランの低アレルゲンカレーは全部同じなのかは不明です。
【店舗名】
ハングリーベア・レストラン
【エリア】
ウエスタンランド
【サービスタイプ】
カウンターサービス(注文後、カウンターで受け取り)
【座席数】
約690席
クイーン・オブ・ハートのバンケットホール
※2024年リニューアル前の訪問時の情報です。
『不思議の国のアリス』に登場するハートの女王のお城をイメージ。私たちがお城へのゲストとしてご招待されているらしいです。
好きな料理をスタッフに伝え、トレーにのせてレジで会計するバフェテリアサービス形式です。「バフェテリア」とはディズニーの造語で、「ビュッフェ」と「カフェテリア」を混ぜたものらしいです
こちらのレストランにあるお子様セットは、低アレルゲンメニューのみです。(他のお店もそうなのかもしれませんが未調査です)アレルゲン使用バージョンが存在せず、「お子様セット」を注文すれば、全員がこちらになるとのことです。何ともありがたいリスク回避。リンゴジュースも紙パックなので、飲料のコンタミネーションリスクが低いです。
【店舗名】
クイーン・オブ・ハートのバンケットホール
【エリア】
ファンタジーランド
【サービスタイプ】
バフェテリアサービス(お好きな料理をトレーにのせてからレジで会計)
【座席数】
約500席
行ったからわかったこと
行ってみて分かった安心感。一連の流れがキャストの間で出来上がっていることが、何よりも心強かったです。これぞキング オブ テーマパーク。そして遊園地として感じたのは、身長が低いお子様でも乗れるアトラクションの数が多い!ということ。そういう目線で作られている世界なのだなぁと、子どもと一緒に行くことで分かったことが嬉しかったです。
次回はおやつ代わりの軽食を、ご紹介していきます。ぜひそちらもご覧ください。
※ご購入、ご飲食の際には必ずご自身で成分・コンタミネーション情報等をご確認下さい
※記事内容は、訪問日時点の取り扱いのものです。カオリ