出典:株式会社あみだ池大黒

あみだ池大黒は江戸時代半ばの1805年(文化2年)創業。さっくりとした独特の硬さでお馴染みの大阪名物「粟おこし・岩おこし」を作り続けてきました。
「おこし」は、蒸して乾燥させた穀物を水飴と混ぜて固めたお菓子。
浅草の雷おこしをはじめ全国におこしがある中で「大阪おこし」の最大の特徴は「お米」を使っていること。江戸時代から親しまれる粟おこし・岩おこしは、実は小麦不使用のグルテンフリー。現代の多様な食の価値観にも寄り添う銘品です。
近年では、和と洋を融合させた新感覚おこしも登場。古き良き伝統を守りながら、時代に合わせて進化を続けています。まだあまり知られていない大阪銘菓おこしの魅力を、ご紹介します。
あみだ池大黒の「おこし」の魅力①
<220年前から、グルテンフリー!>


江戸時代からの大阪銘菓「粟おこし・岩おこし」。その原材料は『うるち米、砂糖、水飴、しょうが、ごま』などで、小麦は一切使用していません。自然とグルテンフリーという特長を持っています。
健康志向などの理由から取り入れる食材にこだわる方々にも安心して楽しんでいただけます。
また、お米と糖分による腹持ちの良さと栄養補給、そして日持ちの良さから、昔は携帯食としても親しまれていました。戦時中には配給や海軍糧食にも用いられたという歴史もあります。その機能性は、現代でいう自然派の栄養バーのようで、サクッと手軽に栄養とエネルギーを摂りたいという今のニーズにも通じるものがあるといえます。昔ながらの製法が、偶然にも現代の食の多様な価値観に合致しているのです。
<歴史>なぜ大阪のおこしは”お米” なのか?

(『摂津名所図会』大阪市立図書館 所蔵)
「おこし」は日本で最も古い歴史を持つお菓子といわれており、弥生時代の出土品には<糒=ほしいい=お米を蒸して乾燥したもの>という、おこしに似た穀物の加工品が出てきます。
大阪で「粟おこし」が広まったのは江戸時代半ばのこと。「天下の台所」と呼ばれた大阪には、全国から良質なお米や水飴、砂糖が集まりました。当時粟やひえなどで作られていたおこしを、あみだ池大黒の初代・小林林之助は「お米」で作れないかと考えます。しかしお米は贅沢品。そこで林之助は、年貢米を運搬する船の底にたまる余剰米を活用することを思いつきます。良質米をあえて細かく砕いて粟状にした新しい「粟おこし」はその美味しさから評判となり、商都・大阪を象徴する『身をおこし、家をおこし、国をおこし、福をおこす』縁起物として人々に親しまれるようになります。お米の粟おこしは、大阪商人の“美味しいものを追求する精神”と“もったいないを活かす知恵” から生まれたのです。

小林林之助
粟おこしの製造工程
蒸して炒ったお米を 水あめ等と混ぜる


熱々の生地を専用ベルトへ


均一に伸ばす

均等にカット

冷めて独特の硬さに

個包装

おこしづくりでは、まず蒸したお米を乾燥させ、炒ることでお米のパフを作ります。
これを水あめと一緒に加熱し、香ばしさと甘みをまとわせながら混ぜ合わせます。
次に、熱々の状態のまま生地を取り出し、専用のベルトにのせて素早く均一に伸ばしていきます。
冷めると硬くなってしまうため、温かいうちに食べやすい大きさへとカットされます。
最後に、一つひとつ丁寧に個包装し、箱に詰めることで「粟おこし」が完成します。
この流れを経て、長く愛される大阪銘菓の味わいが形づくられているのです。
製造のこだわり
おこしはシンプルなお菓子に見えますが、実はとても繊細なんです。特に重要なのが「水飴の温度」。水飴の固まり具合が季節や気温に大きく左右されます。夏場はなかなか固まらず、逆に冬場はすぐに固まって崩れやすくなってしまう。だからこそ、どんな時期でも変わらない食感とおいしさをお届けできるよう、細やかな調整を重ねています。そこにあみだ池大黒の職人の技と経験が詰まっているんです。
<製造部・班長 山口 氏(31)>
おこしの食べ方にまつわる豆知識

おこしの魅力は、独特の「硬さ」にあります。ただその硬さゆえに「少し食べにくい」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。そこで私たちは、皆様に召し上がって頂きやすくなるよう、実は おこしに2本のカット線を入れているのです。お気づき頂けていますでしょうか。この線のおかげで、手で割って食べやすいサイズにし、奥歯でほどよく噛み割れるようになっているのです。
また、お菓子が貴重だった昭和の時代には「少しでも長く味わいたい」との思いから、口の中でしばらく含み柔らかくして召し上がる食べ方もされていたそうです。硬さが気になる方は、そんな昔ながらの食べ方を試していただくのも一つの楽しみ方かと思います。
<代表取締役会長 小林隆太郎 氏(77)>
あみだ池大黒のおこしの魅力②
<和洋折衷・伝統と挑戦のハーモニー>
あみだ池大黒は創業から200余年、伝統の「おこし」を守り続けることももちろん大切ですが、歴史にあぐらをかくことなく、和・洋融合の創作菓子を開発するなど、新しい挑戦を続けています。
女性に大人気!心ときめく新感覚おこしスイーツ
「pon pon Ja pon(ポンポンジャポン)」
若い世代にもアピールできる新感覚のおこしをつくろうと、小林昌平7代目社長と若手社員らが開発した新ブランド。2011年に登場して以来、常に最新スタイルの“おこし”を提案し続けています。
看板商品は「pon pon coco(ポンポンココ)」。従来のおこしに多かった「四角くて硬い」というイメージを大きく覆した、ひと口サイズの丸い洋風おこしです。「いちごミルク」「ブルーベリーヨーグルト」など、これまでおこしと組み合わせることのなかった和洋折衷の12種類のフレーバーをキャラメリゼし、軽やかな食感と豊かな風味を実現しました。さらにカラフルなパッケージも魅力のひとつ。若い女性を中心に、幅広い世代の心をつかんでいます。


大阪ならではのお手土産に!
プレミアムモダンおこし「& OKOSHI」
阪急うめだ本店限定の日本初”プレミアムモダンおこし”専門店です。
日本の伝統的なおこしの製法と、西洋で愛されるフレーバーが出会って誕生しました。水あめをつなぎに使用した、昔ながらのオーソドックスな製法で作られた「& ORIGIN」と、多彩な味わいと食感を”チョコレート”でまとめた「& NEO」の2つのカテゴリー(8種のフレーバー)を取り揃えています。
大阪ならではの上質なお手土産として、ビジネスシーンから大切な人への贈り物など、幅広い場面でご活用いただいております。

※「pon pon Ja pon」や「& OKOSHI」はグルテンフリーでない原料を含みます。
株式会社あみだ池大黒 について

あみだ池大黒は江戸時代半ばの1805年(文化2年)に創業。天下の台所とよばれていた大阪で、「おこし」の製造・販売から事業を開始しました。もともと「粟おこし」は、粟やひえで作られていたのですが、当時の大阪は良質なお米や砂糖が集まってくる場所であることに目をつけ、お米を粟状にしておこしを作るというアイデアから、お米を使った粟おこしとして売り出されました。また、水路工事が盛んであった大阪は、掘ると岩がごろごろ出てくることから、大阪人のシャレも相まって、「大阪の掘りおこし、岩おこし」という事で、岩おこし・粟おこしが大阪銘菓として広まって行
きました。「身をおこし、家をおこし、国をおこして、福をおこす」縁起もんとしても人気です。
創業から200年、伝統の「おこし」を守り続けることももちろん大切ですが、歴史にあぐらをかくことなく、和・洋融合の創作菓子を開発するなど、新しい挑戦を続けています。
※ご購入、ご飲食の際には必ずご自身で成分・コンタミネーション情報等をご確認下さい。
※記事内容は、公開日時点の取り扱いのものです。

